2011年3月の記事一覧

支援金、義捐金っていったいどう違うの?と疑問に思われる方も多いと思います。

ごくごく簡単に説明すると・・・・こうなります。


支援金・・・ 被災者支援を行う団体の活動費として使用される
義援金・・・ 被災者に、お見舞金として直接配分される

共同募金や赤十字が行っている募金活動は主に義捐金といわれるものです。義援金として寄付を行った場合には、募金額の全体がわかって、被害の状況が最終的に判明したところで、被災条件によって配分額が決まり、お見舞金が配分されます。(※集まった募金額の一部が早めの段階で一時金と被災者に配分されることもあります)

一方で支援金とは、大震災において活動しているNPO団体やボランティア団体が被災者のための支援活動を行う時に使用されるというものです。被害状況等がわかってから配られる義捐金と比べて、スピーディに被災地に届けられるといメリットがあります。


日本財団が運営している公益コミュニティサイト「CANPAN」のブログで、支援金と義援金の違いをわかりやすく、かつ詳しく、まとめてくださっているものもあります。寄付に対する税務上の違いなども説明されています。

NPO会計道 義援金と活動支援金※他の記事では税務の違いなども詳しく解説されています

田中尚輝のブログ 「義援金」と「支援金」


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被災者支援に関する緊急記者会見が29日日本財団ビルにて行われました。
東日本大震災の被災者に対して大規模な支援策の緊急実施を発表。

発表された3策は
(1)死者・行方不明者一人当たり5万円の弔慰金、見舞金の支給
(2)上限1億円の漁業者向け緊急支援融資制度新設
(3)100万円以下の被災地復旧・復興の為に活動するNPO・ボランティア活動を書類審査で迅速助成

阪神大震災をはじめ長年の支援経験を持つ日本財団では、素早い対応が必要だと考え今回の支援へと踏み切りました。
数ヶ月後の100万よりも今の5万円を大切だと思うひともいると思います。着のみ着のまま逃げてきた人達は、まったく現金をもっていません。死者にお花をたむけたり、何をするにしてもお金は必要となります。


支給額は総額15億円、融資枠は100億円を想定しており競艇事業の収益の一部を積み立てた基金を充てる予定です。

詳しくは被災地復興の為に新規で立ち上げられた日本財団ROADプロジェクト災害支援センターHPをご覧ください。


記者会見の模様:NHKニュース

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先日愛知県歯科医師会「DNA採取保管事業」の話し合いに参加してまいりましたのでご報告いたします。
前回もブログでご紹介いたしましたが、愛知県歯科医師会では「DNA採取保管事業」を進めています。

今回の東北地方太平洋沖地震では多くの方がお亡くなりになり、本来は身元確認の為に歯型照合を行います。治療痕などを生前のカルテて照合していくのですが、今回の震災の場合歯科医も被災し、津波でカルテも紛失しているケースが多いとのことです。

そのため今後は口腔から採取した粘膜によるDNA鑑定を進めていく予定のようです。
誰もが予期しなかった今回の震災、DNA鑑定の大切さが改めて再認識されました。
第一戦で歯科医師としての使命を全うされている先生方には頭が下がる思いです。

「いま私たちが動かなければ、歯科医師として存在している意味がない」と話された先生のお言葉がとても印象的でした。

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被災されたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。
また、亡くなられた方々に対し、心よりお悔やみ申し上げます。

観測史上最大規模の地震が発生し、被害も過去最大級であるということが判明してまいりました。

日本財団はこれまで阪神・淡路大震災を皮切りに、国内で起きた多くの災害に対する支援を行ってきた経験から、
「現地にボランティアに行く、物品を送る。」等の活動は、現在の時点では危険を伴うだけでなく、現地の救助活動の
邪魔になってしまうことを知っております。
今、私たちにできる支援の有効な一つは、これから間違いなく長期にわたって必要となる復興に向けた資金的支援
であろうと日本財団は考えます。

阪神淡路大震災などの大規模災害時、多額の善意による寄付が集まったにも関わらず、
行政が対応できることには限界があり、制度的にも必要な時に必要な資金的支援はできなかったという
苦い経験を私たちは知っています。

そこで、日本財団は、民による民のための災害緊急支援基金「東北地方太平洋沖地震支援基金」を立ち上げました。
この基金は「東北地方太平洋沖地震」による被災者への長期間にわたる支援を生活者の視点に立った
NPOなど民間の力で支えていくために活用させていただくことを目的にしています。
※注意:Tooth Fairyプロジェクトではなく「東北地方太平洋沖地震支援基金」としてのご寄付となります。

「東北地方太平洋沖地震支援基金」は、クレジットカードにて、一口 2000円から募金することが可能です。

皆さま、未曾有の災害に対する応援の輪を広げてください。

■募金はこちらからお願いいたします■

どうぞ皆さまの力をお貸しください。

※頂戴した寄付につきましては、日本財団「CANPANプロジェクト」ホームページ上
で逐次、ご報告いたします。

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