2011年6月の記事一覧

神奈川県大磯の日本初の小児ホスピス「海のみえる森」の設立が順調に進んでおります。

海のみえる森を運営するにあたり、日本歯科医師会、神奈川県歯科医師会の皆様には多くのご協力をいただいております。誠にありがとうございます。

5/26 、海のみえる森の関係者の皆様と一緒に神奈川県歯科医師会を訪問して参りました。
海のみえる森の理事、甲斐 裕美様のブログに神奈川県歯科医師会訪問、Tooth Fairyのことを下記のようにアップしてくださっていますので是非ご覧ください。

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今日は横浜にある神奈川県歯科医師会へ行ってきました。
歯科医師によるTooth Fairy プロジェクトの支援先のひとつとして
海のみえる森が選ばれ、バリアフリー等の改修工事が行われることになったのでその御礼を伝えたかったからです。

とはいえ、各支部の会長様がずらりと集まられた会場でわずかな時間とはいえお話するのは...ただでさえカイはアガリ症なので、自分でも何をお話ししたのやら覚えていないくらいです。

ただ、最初は御礼をと思っていたのに、実際に口に出た言葉は「私たちと一緒に重篤な病児や障害児を支えて下さい」でした。
本当にぎりぎりのところで頑張っているお父さんやお母さんの大変さを思うと、海のみえる森に泊まりにきたときに安心してゆっくり休むことができるのはもちろん、そのときに日頃ないがしろになりがちな口腔ケアについて歯医者さんから指導を受けることができたり、日頃の悩み等を相談することができたらどんなに良いでしょう。

施設の改修支援は、もちろん大変ありがたいです。
しかし歯科医師、小児科医、緩和ケア、在宅診療医など様々な分野を超えて、子どもたちのために協働できるのもこの施設のもつ可能性だと思います。

いらなくなった歯の詰め物や金歯•銀歯などが、大きな支援になるんですよ。すごい!
Tooth Fairy プロジェクト、ぜひ応援してください

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IMG_1374.JPG    (渡波保育所にも物資を届けました。大変喜んで頂きました。)

 

前回の岩手県での避難所回りとアセスメントに続き今回は5月19日~20日に宮城県石巻市で実施しました。宮城県石巻市には100か所の避難所があり、今現在も7,592名の人が避難所での生活を強いられています。(2010525日付宮城県発表)

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          (避難者のニーズを調査しています)

 

避難所全24か所を回り、物資の提供及びニーズ調査を実施しました。避難所は岩手県同様多いところで700人以上、少ないところでは10人程度とその規模は様々でした。また場所によっては、義歯安定剤や義歯洗浄ブラシ、マウスウォッシュ等、ピンポイントの物資のニーズがあった。

義歯安定剤については、「近所に通える歯科医院があれば行きたいが、交通機関も機能しておらず通えない」「時間帯によっては冠水してしまうので歯科医院に通えない」「痩せて入れ歯が合わず、ご飯を食べる時に痛む」という声があがりました。IMG_1287.JPG       (まだ何も手のつけられていないエリアもありました)

 

仮設住宅の建設も進んでおり、9月には入居できる人もいました。集団生活から急に仮設住宅での生活が始まると独居老人などは更に孤立していくであろうと思われます。しかし、仮設住宅に移れる確率は低く長期にわたる避難所での生活の支援をしていく必要があるといえます。

 

 

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5月6~9日、日本財団ToothFairyチームは日本歯科医師会様が実施する「歯~ト届けるプロジェクト」のお手伝いを行いました。岩手県宮古市及び山田町の避難所全60か所を回り、物資の提供及びニーズ調査を実施しました。

 

CIMG0280.JPG

避難所の規模は多いところで600人以上、少ないところでは10人程度と様々で、物資の充足状況もそれぞれでした。震災から2カ月近くが経ち、歯ブラシや義歯関係の物資についても最低限のものは大きな避難所では確保されている状況でした。

しかし交通の便が不便なところ、小さな避難所では物資が届きにくいというのが現状です。また避難所から家に戻った在宅避難民へは時に物資が届きにくく、大きな差があることがわかりました。

今後もToothFairyは「歯~ト届けるプロジェクト」を応援していきます。

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