小児がん専門施設

小児がんとは、15歳未満の子どもの白血病・脳腫瘍・骨肉腫・悪性リンパ腫などを指します。治療方法は化学療法(抗がん剤治療)が中心で、入院期間は半年から1年、もしくはそれ以上かかることもあります。

入院中の子どもと付き添い家族に与えられる生活空間は、わずか二坪。この狭い空間に、子どものベッドと付き添いベッドを並べて過ごします。一般に小児がんの子ども達は、治療中はずっとベッドで寝ていると思われるかもしれませんが、そうではありません。入院生活にも慣れ、状態も落ち着いてくると治療中でも走りまわったり元気に遊ぶことの出来る子どももたくさんいます。小児がんの病気自体とは関係なく、必要以上に生活環境面での制限があるというのが現状です。

また、現在の小児病棟は免疫力の下がっている患児への感染のリスクを避けるため、15歳以下(病棟によって18歳以下、12歳以下)の病気でない子どもは入ることができません。入院中の子どもはきょうだいや友達と会って遊ぶことも許されず、以前過ごしていた社会生活から隔離されることになり、退院後の社会復帰にも時間と負担がかかります。

さらに、現在の小児病棟は他の疾患の患児との混合病棟である場合が多く、抗がん剤の副作用により免疫力が極端に低くなる小児がんの子ども達にとって、感染のリスクがあがることになります。きょうだいや友達と会わずに感染に気をつけていても、病院内にインフルエンザの患者がいれば、小児がんの子ども達は廊下にも出ることもままならない入院生活を送らなければなりません。

「小児がん専門施設」とは、こうした感染面での配慮が必要な子ども達の状態を十分に配慮しつつ、小児がんの闘病以外での環境の制限をできるだけ取り除き、その時々で最大限の子どもらしい生活、家族らしい生活を送るようにサポートをしていく日本で始めての専門施設です。

 
チャイルド・ケモ・ハウスは「がんになっても笑顔で育つ!!」をスローガンに、小児がん治療中の子どもと家族のための"夢の病院"の建設の準備を進めています。

 
 
 
 
 

○ 20居室の小児がん家族のQOL(生活の質)に配慮した居住施設の提供
○ 医師や看護師が常駐するクリニックをハウスに隣接
○ 「家のような空間」「家族と一緒に暮らしながら」治療できる環境の提供
○ 15歳以下のきょうだい児や友達については感染面での配慮をしながら、
  小児がん患児と遊ぶことができるような環境の提供
○ 専門医やサポート専門スタッフによっての研究の場、人材育成の場をつくる
○ 院内学級や子ども達の学習サポートを充実
○ 退院後の学校復帰サポート
○ ターミナルケアやグリーフケアの充実


チャイルド・ケモ・ハウスは、小児がんの子どもとその家族が治療中でも家族と共に生活できる環境を整えた専門施設です。

子どもの成長と家族とのコミュニケーションに配慮し、治療以外は辛いことがない環境を提供します。また診断から治療、退院後のケアまで、関西一円の医療機関や保育、教育機関などとの連携を目指しながら、小児がん医療や生活のトータル的なサポートを行います。

 
皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。私たちは、小児がんの子どもとその家族の視点に立って、可能な限り「家」に近い治療環境を目指しています。がんの子ども達の笑顔のため、精一杯頑張っていきますので、これからもご支援をよろしくお願い申しあげます。
(小児科 医師)
 
 
 

治るまでじっと我慢するには長すぎる闘病生活。何カ月...何年...いつまで我慢しなくてはならないのか、先の見えない「入院」は、「生活」そのものになってしまいます。一緒に家で過ごせる当たり前の日々は、小さくて大きい夢です。
小児がんになっても、子どもは成長しています。毎日が、無駄にできない大切な時間です。「夢の病院は家です」そんな家のような施設が建設されることは、患児とその家族にとってこの上ない喜びです!
(患児の母)

「夢の病院」設立のためのご支援、誠にありがとうございます。全国の歯科医師の方々の温かいお気持ちが、小児がんと闘う子どもと家族の、たくさんの笑顔を創り、勇気を生みだすと思います。みなさまのお気持ちに添えるよう、力をあわせて、これからも頑張っていきます。
(小児科 医師)

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